キーパーソンインタビュー:Photon


リアルタイム、マルチプレイヤー、マッチメイキング対応のオンラインゲーム開発エンジン

「Photon」の概要を教えてください

- 一言で言えば、インターネット上でプラットフォームを問わずに、複数の人や物をリアルタイムに同期させることが出来るサービスです。
Unityをはじめとする複数のゲーム開発環境に対応しており、iPhoneやAndroid、ブラウザゲーム向けに手軽にオンラインゲームを開発することができます。

ゲームのプログラムのうちネットワーク通信に必要な機能のプログラムと制御するためのサーバー側の仕組みの両方を備えており、無料からご利用いただける特徴を持っています。 例えば、オンライン対戦ゲームで、複数のプレイヤーが操作するキャラクターの動きをお互いの画面の中でリアルタイムに同じように動かすことができます。

開発者にはどういった利点があるのでしょうか

- SDK を用意していますので、開発者はネットワーク通信部分のプログラミングやサーバーサイドのミドルウェア部分のプログラミングをする必要がありません。

※SDK...ソフトウエア開発キッド、あるテクノロジー(プログラミング言語やAPIなど)を利用してソフトウエアを開発する際に必要なツールのセット。

これにより、開発人員リソースが少なく済み、中小規模の開発会社や個人開発者のみなさまからは、手軽に開発ができるようになったとお喜びいただいており、世界で約5万人のゲーム開発者にご利用いただいております。

ワークショップ

ユニークな料金体系の理由を教えてください

- 予算が少ないスタートアップ企業や個人の開発者の方々にとっては、開発したゲームがヒットするか確実ではない時点で大金を投入することは難しいと聞いていましたので、 無料プランやインディープランをご用意しました。
これらのプランを活用いただいて、安心してゲーム制作に専念していただけたら嬉しいですね。

開発元であるドイツのExit Games社とアジア地域での独占販売契約を結びましたが、今後の海外展開について教えてください。

Game Jam

- すでにアジア各国よりお問合せをいただいており、いくつかの国でサービスインできると考えています。特に、タイ・バンコクからは現地展開の要望が寄せられていて、 GMO CLOUD Thailand主催「Photon ×CGM GameJam」には日本のチーム総出で、かつ、ExitGames社にもご協力いただき万全の体制で支援に当たりました。
多くのゲーム開発者の方が参加してくださり、現地のゲーム開発者のみなさまの情熱を感じとれたことで、とても手応えを感じています。

当社では、お客さまが感じられている『手間』や電子証明書自体の認知度の低さをビジネスチャンスに変え、「手間なく申し込みが完了し、スピーディーに証明書の発行が叶う」仕組みを構築しようと考えています。

これからも、ゲーム開発者のみなさまと、また、さまざまなコミュニティの方々と一緒に「Photon Cloud」「Photon Server」を育てて行きたいです。

Photon詳細ページ:http://photoncloud.jp/