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2017/7/26

自動車向けIoTソリューションを提供

自動車向けIoTソリューションを提供
国内初、車とアプリの連携で車両コンディションの自動解析・遠隔診断を実現

 GMOインターネットグループのGMOクラウド株式会社(代表取締役社長:青山 満 以下、GMOクラウド)は、車載コネクタを通じて「車両コンディションの自動解析」及び「自動車の遠隔診断」を行える自動車向けIoTソリューションを開発し、本日2017年7月26日(水)にサービスサイトをオープンいたしました。本日より法人向けの先行申込受付を開始し、今年9月を目処に正式にサービス提供を開始する予定です。
 同IoTソリューションでは、車の所有者(カーオーナー)向けのスマホアプリ「LINKDrive byGMO(以下、LINKDrive)」と、自動車整備事業者向けのクラウド型スキャンツール「LINKPit byGMO(以下、LINKPit)」を展開いたします。
 なお、車載コネクタは国産/輸入、メーカーを問わず一般乗用車(※1)に対応しており、車載コネクタからアプリを通じて、インターネット通信による「車両コンディションの自動解析」や「自動車の遠隔診断」を行えるサービスは、国内初となります(特許出願中)。

(※1)2008年以降に製造された普通乗用車、小型乗用車、軽乗用車が対象(電気乗用車は対象外)

 

<自動車向けIoTソリューションのイメージ>

自動車向けIoTソリューションのイメージ

【自動車向けIoTソリューション「LINKDrive」、「LINKPit」について】

 GMOクラウドがこの度提供する自動車向けIoTソリューションは、一般乗用車の「車両コンディションの自動解析」及び「自動車の遠隔診断」が行えるサービスです。カーオーナー向けのスマホアプリ「LINKDrive」(iOS・Android™対応)と、自動車整備事業者向けのクラウド型スキャンツール「LINKPit」をご用意しています。

■カーオーナー向け:マイカーヘルスチェックアプリ「LINKDrive」
 高度化が進む自動車は、人の目だけでは車両の状態や点検など十分な管理が行き届かなくなっています。車両コンディションはドライバーの運転や走行環境によって、バッテリーへの負担やオイルの汚れ具合に違いが出るため、最適なコンディションを維持するためにも、定期的な点検だけでなく日々のモニタリングが重要です。

 「LINKDrive」は、車両のコンディションを解析し、自動車の不調を未然に防ぐ『予防整備』や、気づきにくい燃費の悪化などを『見える化』できるアプリです。
自動車とインターネット(クラウド)を連携させ、自動車のECU(※2)に蓄積されている車両データをクラウドで収集・管理できる「車載コネクタ」(税別 6,000円)を、自動車の差込口(OBDⅡ)に接続していただくことで、ご利用いただけます。

車載コネクタ(イメージ)
▲車載コネクタ(イメージ)


 なお、本日より「車載コネクタ」を販売いただける法人(販売パートナー)からの先行申込受付を開始し、今秋を目処に「LINKDrive」の専用販売サイトより個人の方(カーオーナー)からのご注文受付も開始する予定です。

(※2)エンジン・コントロール・ユニットの略。自動車に搭載されているコンピュータのことで、燃料の噴射量の調整といった、エンジンの制御を行っている。

<サービス概要>(URL:https://www.linkdrive.jp

アプリ名 LinkDrive byGMO
アプリ対応端末 スマートフォン(Android5以上、iOS9以上) ※アプリは今年9月提供開始予定
アプリ利用料金 無料
先行申込方法 「LINKDrive」サービスサイトのお問い合わせフォームよりお申し込みください。
特徴・主な機能

■マイカー機能
オイルの汚れやバッテリーの劣化、タイヤの消耗などを自動解析し、アプリからご確認いただけます。これにより、消耗品の最適な交換時期がわかるようになります。

■ドライブ機能
記録された自動車の走行データを確認できます。また、運転特性の分析により車両状態を確認できる「カーストレス」機能を活用することで、車に負担のかからない乗り方を分析することもできます。

■遠隔診断
アプリから遠隔診断を依頼することで、自動車整備の店舗へ車を持ち込まなくても、自動車整備事業者の専属メカニックによる自動車の遠隔診断を受けることが可能となります。

※遠隔診断の実施は、アプリ上からクラウド型スキャンツール「LINKPit」を導入している店舗への事前登録・予約申し込みが必要となります。

「LINKDrive」アプリイメージ

▲「LINKDrive」アプリイメージ(左から:コンディション、オイル、ドライブ、カーストレス)

■自動車整備事業者向けクラウド型スキャンツール「LINKPit」

 自動車整備を行う際には、入庫車両に車両を診断・調整する機器(スキャンツール)を接続し、故障コード(※3)やフリーズフレーム(※4)を読み取ります。さらにスキャンツールに搭載されている、アクティブテスト(動作確認)機能や作業サポート機能を活用して車両整備などを行います。

LINKPitデバイス(イメージ)
▲LINKPitデバイス(イメージ)


 今回GMOクラウドが自動車整備事業者向けに提供するクラウド型スキャンツール「LINKPit」は、車両整備に欠かせない一連の診断をタブレット端末向けアプリで実施でき、インターネット(クラウド)を介した遠隔診断も行えるサービスです。
 「LINKPit」は、株式会社ジョイカルジャパンが総販売代理店となっており、本日より同社を通じて先行申込受付を開始いたします。

(※3) 故障内容や原因などの故障情報のレコード。
(※4) エンジンや排気ガスなどに影響を及ぼす故障が発生した際、その瞬間のエンジンの状況を記憶した数値のこと。

<サービス概要>(URL:https://www.linkpit.jp

サービス・アプリ名 LINKPit byGMO
対応端末 タブレット(Android5以上)
利用料金(税別) 初期費用:5万円(LINKPitデバイス費用)
月額費用:1万5,000円

※タブレットは別途、お客様にてご用意が必要となります。

総販売代理店 株式会社ジョイカルジャパン
先行申込方法 「LINKPit」サービスサイトのお問い合わせフォームよりお申し込みください。
特徴・機能

■整備工場での入庫車両の診断
 市販のタブレット端末(※5)にアプリをダウンロードし、お預かりした入庫車両の差込口(OBD)に「LINKPitデバイス」を差し込むだけで、「LINKPit」の画面上ですぐに車両診断が実施できます。

■「LINKDrive」との連携による遠隔診断
 カーオーナー向けのアプリ「LINKDrive」と連携することで、”次世代のスキャンツール”として、カーオーナーのトラブルにもスピーディーに対応できる遠隔診断が可能です。
 また、カーオーナーに「LINKDrive」で店舗登録をしていただいた店舗は、クラウドに蓄積された該当車両の車両状態・診断データを確認できるので、お客様へ最適なタイミングでオイル交換や不具合の予兆などをお知らせすることができます。

■見やすい画面設計
 専用アプリ「LINKPit」は、診断データが見やすく直感的に操作できる、タブレットに適した画面設計になっています。これによりメカニックの担当者はもちろん、整備会社に従事する一般のスタッフの方でも使いやすいのが特徴です。

(※5)タブレットの推奨端末は別途サービスサイトでご確認ください。

「LINKPit」アプリイメージ

▲「LINKPit」アプリイメージ(左:トップ画面、中央:診断結果画面、右:遠隔診断画面)

【自動車向けIoTソリューション提供の背景】

 近年、自動車産業においては、IoT技術を活用した「コネクテッドカー」の技術開発、活用が進められています。「コネクテッドカー」とは、搭載されたセンサーから取得した車両の状態や周囲の道路状況などのデータをインターネット経由でリアルタイムに収集・分析できる自動車です。実際に日本でも「コネクテッドカー」を活用し、走行・車両データの解析に基づくドライバーの運転特性や走行距離を保険料に適用する自動車保険サービスも生まれています。

 一方、GMOクラウドは、IoT技術を活用したサービスに必要となる、大量のデータ収集・蓄積を行うクラウドサービスの提供・運用において、多くの実績とノウハウを持ちます。2014年4月には、こうした実績を活かすべく、IoT事業への本格的な取り組みを開始いたしました。

 その取り組みの一環として、今後さらにニーズが高まると予測される「コネクテッドカー」に着目し、中古車をはじめ「コネクテッドカー」としての機能が搭載されていない自動車でも、クラウド上に車両データの収集・蓄積ができる「車載コネクタ」を自社開発するとともに、「車両コンディションの自動解析」や「自動車の遠隔診断」が行える自動車向けIoTソリューションを開発いたしました。
 そして2017年6月8日~7月20日にかけて、同IoTソリューションの実証実験(※6)を行い、サービス提供できる準備が整ったことから、この度一般乗用車向けのサービスを提供することといたしました。

 GMOクラウドは、今後も国内の自動車のコネクテッド化を推進し、インターネットによって安心・安全で便利なクルマ社会を実現してまいります。

(※6) IoT技術を活用したコネクテッドカーの実証実験を開始(URL:https://ir.gmocloud.com/news/press/gmo-hs/170601_2720.html

【GMOクラウド株式会社とは】

 1996年のサービス開始以来、ホスティング事業者として13万を超える法人のお客様のサーバー運用実績と国内およそ6,700社の販売代理店を有しています。2011年2月にクラウドソリューション「GMOクラウド」を立ち上げクラウドサービス事業に本格的に参入して以降、クラウド事業に主軸を置いて国内のみならず世界へ向けてサービスを展開し、グローバル企業を含む多くの企業に最適なITインフラを提供しております。
 現在ではIoT事業を立ち上げ、自動車向けIoTソリューション開発や、無料コンサルティングでIoTビジネスの実現を支援する「IoTの窓口」byGMOを提供しております。
 また、2007年より「GlobalSign」の電子認証サービスを連結会社のGMOグローバルサイン株式会社を中心にベルギー、英国、米国、中国、シンガポール、フィリピン、インド、ロシア、ドバイの拠点よりグローバルに展開しております。

以上

【報道関係お問い合わせ先】

●GMOクラウド株式会社 社長室 広報担当 遠藤・松下
TEL:03-6415-6100  FAX:03-6415-6101  E-mail:pr@gmocloud.com

 

●GMOインターネット株式会社 グループ広報・IR部 石井・島田
TEL:03-5456-2695  FAX:03-3780-2611  E-mail:pr@gmo.jp

 

【サービスに関するお問い合わせ先】

●GMOクラウド株式会社 IoTソリューション推進室
TEL:03-6415-7335(受付時間:平日10:00-18:00)  E-mail:carcloud@gmocloud.com

 

【GMOクラウド株式会社】 (URL:http://www.gmocloud.com/

会社名 GMOクラウド株式会社 (東証第一部 証券コード:3788)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 青山 満
事業内容 ■クラウド・ホスティングサービス事業
■セキュリティ事業
■ソリューション事業
■IAM事業
資本金 9億1,690万円

【GMOインターネット株式会社】 (URL:http://www.gmo.jp/

会社名 GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット証券事業
■モバイルエンターテイメント事業
資本金 50億円

※記載されている会社名、製品名は、各社の商標、もしくは登録商標です。

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